ウィルスが世界中を席巻する前と後では、
私達の心の持ちようは大きく変わりました。

それは読書にも言える事だと思います。
感情や気持ちがとても敏感になっているので
本を読む事で心揺さぶれる事が
多くなった気がします。

今月最後のブログでご紹介するのは
この2冊。

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医師である知念実希人さんの十字架のカルテ。
精神疾患が疑われる容疑者を精神鑑定する事で
事件の核心に迫っていく…
特に主人公に精神鑑定を学ぶ事を決意させた
過去につながる事件の真相に迫る最終章は凄いです。
精神鑑定の医師が刑事のように
複雑な事件を解きほぐしていく…
それがとても新鮮でした。


そしてこちらがさらに心を強く揺さぶられた一冊。
ディーリア オーエンズのザリガニの鳴くところ。

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家族に置き去りにされつつも、自然や動物の
中に癒しを見つけたくましく生きていく主人公
カイア。

湿地のにおい、吹き渡る風、鳥達の気配を
すぐそばに感じられるほどに素晴らしい描写。

ストーリー展開もさることながら
この生き生きとした自然描写によって
主人公カイアと共にカイアの住む湿地に
一緒にいるように思えました。

ミステリーとしても最高の作品。

最後の衝撃がいつまでもいつまでも
心に残っております。

色々な事を深く受け止められる正にこの時期に
出会えて良かったと思う一冊でした。