本のお話しの続きで恐縮なのですが…

あまりに面白く
夢中になって読み進め、最後の数ページは
涙をふきながら読み終えた本。

どうしてもご紹介したくて…


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前のブログでも大事に読んでいるとお話しした
早見和真さんの著作「ザ ロイヤルファミリー」
です。

表紙からロイヤルファミリーとは、家族の事だと
思いながら読み始めたらなんとこれが
サラブレッドの名前。

競走馬を持つ家族を軸に、騎手、調教師、
馬を産出する牧場関係者のお話しが絡み合い
しかもそこにドラマチックなレースも
えがかれております。
面白くないわけがありません。


学生時代英語の時間にthoroughサラが
サラブレッドのサラ、純血種と知り
なる程と納得したことも思い出しました。

そしてこの本が私を惹きつけた理由は
父方のおじが本の舞台にもなっている
北海道、日高の牧場でまさにサラブレッドを
育てていた事。

そして本に登場するロイヤルファミリーという
サラブレッドが幼い頃おじの牧場で見た
美しいサラブレッド達を思い出させてくれた事も
あるかもしれません。


最後の最後に1番盛り上がるレースのお話しが
来る事は予想通りなのですが…

その物語の終わり方が全く予想外だったのです。

著者、早見和真様
降参!
参りました!

これが読み終えた時の感想です。
でも、だからこそ忘れられない一冊となりました。


これからお読みになる方の為に
ラストは秘密です(笑)

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最後のページのサラブレッド、ロイヤルファミリーの
挿絵です。

この挿絵が、おじの牧場で育ったサラブレッドが
天皇賞をとった時の事を思い出させてくれました。
家族全員でテレビの前に陣取り、応援したことを!
まだ私が高校時代の時のお話しです。

でも、なんとその時の映像、検索したらありました。

その映像を見ながら、亡くなった父、母、おじを
思い出しなんだかほっこり致しました。

そしておじの牧場は今、孫達が引き継いでおります。
まさにこの本のもう一つの主題が思いは引き継がれる
なのですが…

小説の主題、現実になっております!