2021年04月


今月の歌舞伎座公演は歌舞伎ファンにとっては本当に垂涎もの。

またまた歌舞伎のお話しで恐縮ですが、普段歌舞伎をご覧にならない方でもこのポスターには目を惹かれるはず。
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今月の歌舞伎座の第3部、”桜姫東文章”の上の巻のポスターです。

片岡仁左衛門さんがまだ片岡孝夫さんでいらした時、坂東玉三郎さんと”孝•玉”ブームを巻き起こすきっかけとなった作品。

この作品がなんと、36年ぶりに歌舞伎座で上演されています。

6月には下の巻が上演されます。

仁左衛門さん、玉三郎さんが舞台に登場するだけで客席からはため息がもれます。
まるで絵のよう‼︎
幕が降りた時、全く知らないお隣の方が、
“素晴らしいですね…  本当に大満足‼︎“と話かけて下さったのですが、知らないもの同士でも思わずそんな声をかけ合いたくなる御両人なのです。
36年の時が流れようと舞台の上のお2人は若々しく、培ってきた芸の深さを強く感じました。

“よーう、松島屋、大和屋”と今は掛けられない屋号を心の中で言っておりました。


そしてもう一つがこちら。
第一部”勧進帳”。
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弁慶を松本白鸚(はくおう)さん、松本幸四郎さん親子が、そして富樫役を幸四郎さん尾上松也さんが交互に演じております。

白鸚さん78歳の最高齢の弁慶。

エネルギッシュな力強い弁慶を白鸚さんがどう演じるのか…
そして
白鸚さん幸四郎さんのお二人の弁慶を見比べる事が出来る。

こんなチャンスは滅多にありません!

自在な境地の白鸚さんそしてエネルギッシュな幸四郎さんの両弁慶、どちらも目が離せず真剣に見入ってしまいました。

感染症が猛威を奮っている今だから、36年ぶりの舞台や親子で同じ役を務めるという試みに役者さんがチャレンジしていると伺いました。
こういう状況だからこそ見る事ができた今月の歌舞伎の舞台でした。

今週から、まん延防止等重点措置が実施されます。
舞台を含め色々な業種の方達に影響が出る事を思うと複雑な気持ちになりますが…

本当になんとか乗り切っていかねばなりません‼︎


昨年秋に購入して以来、ずっと懐で温めていた
古代エジプト展のチケット(笑)

昨年末から感染者数がどんどんと右肩上がりなりなっていく様子を見て迷っているうちに緊急事態宣言が発表されてしまい…
ずっと行けずじまいになっていました。

出かけたのは、会期終了間際の3月末でした。

宣言が取り下げられたのを機に、本当に久しぶりに博物館に出かけました。
場所は東京江戸博物館。

エジプト展を東京江戸博物館で開催するのがちょっと意外です。

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何を隠そう幼い時の夢は考古学者になること(笑)。

小学生の時に“ツタンカーメンの秘宝”という本に出会い、エジプトの古代文明に強く惹かれ、そこからマヤ、アステカ文明に興味が広がっていきました。

まあ、それはずっとずっと遥か昔の事(笑)ですが…
今でも古代エジプト展と聞くと引き寄せられてしまいます。


今回の展示は、ほとんどが写真撮影がオッケーでした。最近の美術館、博物館は展示の仕方が
本当に大きく変化しています。

パレメチュシングのミイラのマスク
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カルナク神殿のアメン神官ホルの方形彫像
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メンフィスのプタハ大司祭の墓出土のレリーフ
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王の書記ホリのステラ
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ハトシェプスト女王のスフィンクス増
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パステト女神座像
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展示物をみていると古代エジプト人の死生観が良くわかります。
生の営みが永遠に続いて欲しいという強い思い。身体も精神も永遠であって欲しい願望。

そういう思いは程度の差こそあれ現代人にも共通。


以前、早稲田大学の成人向け講座で古代エジプト史を勉強するためヒエログリフ(いわゆる象形文字)を熱心に勉強なさっている方や、フランスの発掘調査隊の様子が知りたくてフランス語のサイトを調べている方に出会いました。

ヒエログリフとその日本語の訳がびっしり書かれたノートを見せて頂いた時はただ凄いとしか形容できませんでした。

皆様の熱量に本当にびっくりしました。

幼い時に考古学に興味を持ったなんてとてもとても…
恥ずかしくて言えなくなりました。
考古学、私にはとても無理なお話しでございました(笑)



こちらはおまけです。
博物館の最寄り駅両国の階段です。
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両国といえば相撲。
なかなか心にくい両国駅のサービスです。






今日から4月。
新しい事が始まる時。

途中何回かの中断はありましたが、中学生から今に至るまでずっとずっと継続しているのものがあります。
それがこちらです。

NHKのラジオ語学講座。
そして語学講座も4月に新年度を迎えます。
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毎年の事ですが、新年度の講座のテキストを手に取ると
“さあ、今年も新たな気持ちで頑張ろう”
という新鮮な気持ちになります。
始まりの時は人をやる気にさせる何かがありますね(笑)!


はるかはるか昔(笑)、英語の授業が本格的に始まる中学1年の時に初めて手に取った基礎英語1。その時のワクワクした気持ちは今もはっきりと覚えています。

その時から今日まで、NHKのラジオ語学講座の放送には本当にお世話になってきました。

特にこの2つの講座とは長い長いお付き合い。

まず英語を始めるなら基礎英語。
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そしてNHKのラジオ英語講座の看板番組、ラジオ英会話。沢山の名講師の先生方がいらっしゃいました。とくに私の高校時代に番組を担当されていた東後勝明先生の素敵な声と素晴らしい発音は未だに忘れられません。

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今現在の講師、大西泰斗先生のダジャレには毎回大笑いをしております。
大好きです!

その前の講師で只今は英会話楽習の講師遠山顕先生も本当に素敵な先生。一時病気で番組を休まれた時は本当に心配しました。


そして古くなりましたが、こちらもラジオ講座を聞くのには手放せない相棒です。

録音可能なラジオです。
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実は語学講座、語学学習だけでなくその国の文化、芸術、食なども話題になるのでとても面白いのです。

ある時、英語の講座が終わってもラジオを切らずに色々な語学講座を流し聞きしていて気がつきました。

ワインやチーズが話題になっていたイタリア講座やフランス講座。ボルドーワインとブルゴーニュワインの違いもフランス語のラジオ講座で話題になっておりました。
スペイン語講座の美術館のお話しも面白かった!

色々な語学講座はその国を旅しているような気もちにさせてくれるというのはちょっとした発見でした。

昨年の大変な状況の中でNHKの語学講座も新たに番組を製作する事が出来ず再放送という形をとりました。語学講座の放送の歴史の中で異例な事だったと思います。


さてここで一つお断りでございます。
こんな風にブログで語学講座について熱く語るといかにも英語が流暢と思われるかもしれませんが…
そのような事は全くありません!
誤解のないようによろしくお願い致します(笑)



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