昨年から今年にかけて、凄く見たいと思っていた
映画は3つ。
今話題のクイーンのボヘミアンラプソディ
ファンタッスティックビーストと黒い魔法使いの誕生
そして日々是好日。
味わいが全く異なる映画3本。
昨日、日々是好日を見て無事3本鑑賞が完了(笑)
最後まで観客をぐいっと引き込んだ
最初の二本の映画とは全く味わいの異なる
日々是好日。
3本とも見て良かったと思える素敵な映画でした。
そして今回は日々是好日のおはなし。
昨年お亡くなりになった樹木希林さんの
最後の公開映画。
だからこそ、観たいと思われた方が
沢山いらっしゃったのでは…
希林さんが語られるせりふのひとつひとつが
心に響き、希林さんの生き様と重なり
忘れられない作品となりました。
茶道の先生を演じる希林さんの
「意味なんてわからなくても良い、お茶は形を作っておいて、その入れ物に後から心を入れるのよ」
「頭で覚えたものは忘れやすいけれど、身体で
覚えたものは忘れないのよ」
というせりふは、ストンと心に落ちてきました。
希林さんは本当に素晴らしい女優さんであると
同時にあらゆる面で魅力的な方。
稀有な存在の方がまた1人旅立たれ
残念でなりません。
心からご冥福をお祈り致します。
(プログラムから)
映画では、二十四節気と共に
日本の四季の移ろいも描き
茶道とは切り離せないお道具、お花、お菓子
そして掛け軸が沢山紹介されます。
映画に出てきた掛け軸の一つ。
掬水月在手(みずをすくえばつきてにあり)
水面に浮かぶ月はただ一つ。けれど、その水を
手ですくってみれば掌中の水面にも月がある…
お茶のお菓子もどれも頂きたくなるのは
毎度の事ですが…
映画に登場したお菓子で私が一番そそられたのが
この落とし文。
初夏に筒状に巻いた葉に虫が卵を産み付けて
地上に落とすのですが、
それが恋文を相手に気づくように
落として拾わせた昔の落とし文に
似ていることからこの菓名が付いたとか…
希林さんが映画の主役が、黒木華さんだったので
日々是好日の出演を決めたとのこと。
希林さんが認めていらっしゃた
実力、魅力あふれる女優、黒木さん。
ところで、黒木さんも、そして希林さんも、
お茶は全くなさった事がない。
多部さんも小学生の頃に少しなさっただけ。
皆さまこの映画の為に茶道を習い
撮影に臨まれたとのこと。
うーむ、映画の希林さんのただずまいは
まさに茶道の先生。
女優さんは凄い✨
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