正直に言うと宝石、貴金属には
あまり執着はないのですが…(笑)
六本木の新国立美術館で12月16日まで
開催されていた「カルティエ、時の結晶展」は
展示の仕方にとても興味があったので
見に行きました。
今回のカルティエ展が今までのカルティエの
展覧会と違うのは過去30年前後の新しい作品に
焦点を当てている点です。
宝飾品を展示している空間そのものも
美術作品として展示していると知り
興味を持ちました。
光を織りなす生地が随所に使われ、
檜で作られた棺の様な箱や
日本の大仏師が彫刻したトルソに
宝石が飾られ、
採掘された大谷石も効果的に配置されていました。
日本の伝統美とカルティエの宝飾品の絶妙なコラボ…
神秘的な感じさえしました。
確かに今までにない宝飾の展覧会。
新しい試みです。
最近の展覧会のお決まりになっております
作品の写真撮影、今回のカルティエ展でもオッケー!
本当にボリュームのある作品ばかりが
並んでおりました。
蘭のブローチ
蛇とパンテールはカルティエのシンボル的な
モチーフ。
沢山並んでいました。
このネックレスが飾られている木の台が
トルソです。
ワニもモチーフとして幾つか並んでおりました。
エジプトのスカラベ
カルティエ所属のものも多かったのですが
個人蔵の作品が沢山ありました。
それにしても一体どんな方が
所蔵していらっしゃるのでしょうか?
眺めるばかりでなく身につける事もあるはず…
財力だけでなく、宝石に負けないくらいの
美しさと凛とした強さが揃ってはじめて
身につけられるのだなぁ…と
そんな事を思いつつ
宝飾品のブースを眺めておりました。