今迄の歌舞伎観劇で初めての経験です
以前からずっと気になっていた歌舞伎公演がありました。
中村獅童さんが主演を務める
“超歌舞伎 2020”
役者さんのほかに、架空のキャラクター、
バーチャル空間のアイドル、初音ミクさん
が出演。
古典歌舞伎と、映像で登場するキャラクターが
作る舞台とはどんなものなのか…⁉︎
東京での公演がなかった為、気になりつつも
観劇するチャンスがなかったのですが、
8月21日から9月3日まで、新橋演劇場で公演。
勿論、見に行って参りました(笑)。
初めて歌舞伎を見始めて40年以上…
後にも先にもコスプレに身を包んだ男性と
席を隣りにして歌舞伎を見たのは初めてでした‼︎
このような日が来るとは想像もしていませんでした。
お隣のコスプレ男性は劇場で販売されている
ライトを二つも持ってスタンバイ。
初音ミクさんのファンである事は明白。
周りを見るといつもの歌舞伎の劇場とは違う雰囲気。
お芝居が終わった瞬間、舞台の獅童さんが
写真を撮って貰ってオッケー、SNSでどんどん発信して欲しいと話していらっしゃいました。
ではでは遠慮なく…
歌舞伎の舞台上の役者さんを撮ったのもこれまた初めて。
“コテコテの歌舞伎ファンだけでなく、
バーチャルなアイドルのファン、
沢山の様々な人達に歌舞伎を楽しんで欲しい。
みんなで同じ舞台を観て一緒に盛り上がって欲しい”と熱く語っていた獅童さんです。
観客席まで降りてきた獅童さんは、観客の皆様と気軽に写真撮影。
サービス精神いっぱいの獅童さんに、
超歌舞伎を盛り上げたいという意気込みを強く感じました。
まるでお祭りのような雰囲気。
観客も大盛り。
最後は皆総立ちです。
いつもの歌舞伎とは違う形。
最初は戸惑いましたが、映像を舞台に取り入れる事で今までに観た事のなかった舞台を体験できる…
驚きの連続でもありました。
普段は大きな役が貰えない役者さんの
渾身の演技も堪能しました。
いつもとは違う観客のみなさんと、いつもとは違う歌舞伎を楽しむ事がこんなに新鮮な事だとは…
獅童さん、ありがとうです。
古典を継承しつつ、新しい歌舞伎を模索することも大切。
そして、もう一つ。
普段は大きな役を務める事ができない役者さんも素晴らしい才能を持っている。
そんな役者さんにもチャンスが沢山あって欲しいと思ったのでした。
それも明日の歌舞伎に繋がっていくと…
ほっこりの気持ちは続きます
九州旅行から戻ってきた直後、
東京という町が人で溢れ、みんながいつも忙しく、急いでいるように感じられ…
都会のスピードがこんなにも早いのかと
心も身体もちょっとびっくりしておりました。
(離れてみて、気が付く事が沢山あります。)
そんな時、丸の内の本屋さん丸善で、
都会に戻ってきた気持ちをほっこりと優しくしてれた展示会に遭遇しました。
リトさんの葉っぱ切り絵展。
確か昨年もご紹介しました。
昨年ご紹介した直後から、テレビ、雑誌、新聞でリトさんが取り上げられて、今はリトさんの
葉っぱ切り絵ファンが沢山いらっしゃると思います。
リトさんです。
リトさんのプロフィール
ありがたい事に今回も作品の写真撮影が
オッケーで、気になった作品をご紹介できます。
作品と共に、題名がとても素敵で
作品を見て題名を見る、題名を見て作品を見るを繰り返しておりました。
では、では作品紹介です。
“春かぜに乗ってどこまでも”という素敵な
題名
ごめんなさい!
こちらは作品名を見そびれてしまいましたが…
皆様だったらなんという作品名をつけますか⁉︎
そんな事を考えるのも楽しい‼︎
“いつまでも色褪せない思い出の一日”
“思い出の作品をキミともう一度”
“お母さん、頑張り過ぎないでね”
“いつもがんばっているパパへ”
“みんなのごちそう、ボクも一口いいの?”
“いいかい今度は食べちゃダメだよ”
“大丈夫、クマちゃんきっとなおりますよ”
“ほら、これでもう寒くないよ”
“見守っているよ、君が元気に羽ばたく日まで”
作品だけでなく題名もとても素敵で、作品と題名で2倍楽しめたのでした。
東京に戻ってきて、そのスピードにちょっとビックリしていたわたくしですが、リトさんの
作品が優しい気持ちにさせてくれました。
それにしても、こんなに素敵な作品を作り出す事のリトさんの才能に脱帽です。
ほっこりしたい皆様、作品展は終了しましたが
リトさんの作品集は2冊創刊されております。
気になる方は是非ご覧くださいませ。